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JTOタイトル

日本語教師JTO 担任編2

 

第百二十七話

パーティ。

 

第百三十二話

「日本事情」4。

第百二十八話

遠足。

 

第百三十三話

「日本事情」5。

第百二十九話

「日本事情」1。

 

第百三十四話

池袋で遊ぶ。

第百三十話

「日本事情」2。

 

第百三十五話

ドキッとした電話。

第百三十一話

「日本事情」3。

     
 
 第百二十七話.パーティ。

ある学生が学校の近くに住んでおり、その学生のうちでパーティをやろう、ということになった。最初その学生のうちはアパートだと思っていたため、このクラス全員が入れるんだろうか、と心配していた。しかし、よくよく聞くと、一軒家の親戚の家に居候しているとのこと。20人くらい大丈夫だ、と言ってくれた。
数日前から学生たちが色々計画を練っていたようで、JTOや他の先生はただ一緒に付き合うような感じになっていた。でもやっぱりなんか作ったほうがいいかな、とちょっぴり考え、JTOは手巻き寿司を作ることにした。
授業が終わってから、それぞれ買い物をする。二つのグループに分かれそれぞれ担当のものを買う。
JTOも自分が作るものの材料を買う。刺身、キュウリ、ハム・・・なんでも手巻きにできるし、自分で食べたいものを巻いて食べられる。ご飯はもうセットして準備しておいてくれていた。「寿司の素」も買い、準備OK。

他の学生はそれぞれの国の料理を作ってくれた。
実はもうすぐ楽しい楽しい遠足がある。バーベキューをするので、その料理の練習のつもりらしい。
韓国の学生は「オジンオーブルコギ」と「チヂミ」を作ってくれた。「オジンオー」というのは「イカ」のこと。海鮮ブルコギとでもいったほうがいいかな?もっともって来いーカオナシ
台湾の学生は「ピータン豆腐」と「酸辛湯」。
この「ピータン」が激ウマ。
こういう瞬間って、うれしいね。どれもこれもみんなおいしくて、食べきれるかな・・・と少しでも思ったJTOがバカでした。全部、きれいになくなりました。
しかも男の子が多いクラス。お酒の量も半端じゃないね。ビールは・・・数え切れません。

そして酔っ払いながらゲーム。
「せんだみつおゲーム」のようなものや、「新聞ゲーム(新聞を半分に切っていき、新聞からはみ出さずにペアでそこに立っていられるかどうかを試す)」で大騒ぎ。
学生も教師も一緒になってはしゃいだ一日だった。

・・・・だけで終わらず、その後、池袋へ出てさらに飲み会をした。
一体このクラスは何人大酒のみがいるんだろう。みんな、強いんだ、これが。
でも居酒屋ではちゃんと日本語を使い、自分と違う国の人と隣に座り・・・・酔っ払ってるから日本語が非常に流暢になるんだよね。とにかく、おもしろかった。

 
 
 第百二十八話.遠足。

今年も春の遠足がやってきました。
しかし、雨。微妙な雨。また前回と同じようなことになるのか・・・と思っていたら、今回は違っていた。「葛西臨海公園」にバーベキューしに行くことになったのだが、そこでは雨でも大丈夫なようにテントを貸してくれるのだ!それなら大丈夫だろう。

葛西臨海公園駅で待ち合わせする。・・・・みんな、大丈夫かな。日本へ来てまだ日が浅く、あまり電車に乗りなれていない学生もいる。特にこの京葉線、東京駅が面倒くさい。
JTOができることといったら、もし迷子になったときに的確に指示できること。
そんな心配をしながら集合場所へ急ぐ。

着いたらまだだれもいなかった。っていうか、30分以上も前についても、誰もいねーよ。
とにかく待つ。みんな、大丈夫かな・・・。
すると携帯に電話が。
「先生、どこですか。今、駅です」
おっ、JTOのクラスの学生が着いたようだ。
「右の階段を下りてください。」
そう話してまだ電源も切っていない状態の時、階段の上から学生が数人降りてきた。
よかった〜。
しばらくするとゾクゾク集まってきた。もちろん他のクラスの学生もどんどん来る。
集合時間になり、JTOのクラスはほとんど全員集まった。あと数人だけ。
そしてその残りの学生も到着し、クラス全員集合完了。
そのことを遠足担当の先生に報告すると、なんと全員そろっていたのはJTOのクラスだけだった。
みんな、いい子、いい子。

そしてバーベキュー場へ移動。
このころは雨が降ったりやんだり。バーベキュー場ではまだテントをはっている最中だった。
男の子が多いJTOのクラス。男子学生がすすんでお手伝いしてくれ、バーベキューをスタートできる状態になった。
あとは作って、食べて、作って、食べて。


食後、ゲームをいくつか用意していたが、雨で地面の状態がよくなく、1つのゲームだけして解散となった。そのまま帰る人、観覧車に乗る人、それぞれだった。
が。
JTOのクラスはそのまま葛西の海を見に行った。
全員で。
しばらく海岸で遊び、そのあと、浅草まで移動し、「三社祭」を見に行った。
全員で。
浅草ではおみくじをひいた。
全員で。
そのおみくじ、ほとんどの学生が「小吉」や「中吉」だった。・・・JTOは「大吉」だったの。
ところが、1人「凶」をひいた学生がいた。説明するのがちょっとかわいそうだったが、大丈夫となぐさめた。ところがところが。やはり気になったのか、同じ学生がもう一度おみくじをひいた。
それがまたもや「凶」。ちょっと、しゃれにならないかも。
こんなことってあるのね。
逆に運が強いよ、とかなんとか言って励ました。

そのあとは数人が残り、浅草の居酒屋で飲み会。
気がついたら他のクラスの学生も混ざっていた。でも楽しく過ごせた一日だった。

 
 
 第百二十九話.「日本事情」1。

JTOが働いている学校では、「日本事情」というクラスがある。
このクラスは中級レベルの学生を対象に、日本の文化や伝統に触れる機会を与えているクラス。
歌舞伎鑑賞、能鑑賞、多読、東京探検などなど、規定の時間数を自分達で選択できる選択授業だ。JTOは今回、この日本事情の1授業を担当することになった。
それは「宮崎駿の世界」。
いまや日本のアニメは世界で有名。ちょうど「千と千尋の神隠し」が世界的に知られ、いいイベントがアチコチでやっている時期でもあった。
実はJTO自らこの授業をしてみたい、と言ったのだ。最初は授業のアイディアになれば、と思い、
「宮崎アニメがいいと思いますぅ。」
なんてことを担当の先生に言ったのが始まり。
JTO自身も大好きで、楽しみながら授業ができるかな、と思った。

学生にどの選択授業を選択するかのアンケートを取った。それで大体の人数を把握する。
選択授業を受けられる学生の数は中級クラスのみなので、大体55人くらい。
18人くらい集まるかな、かな、と思っていたのが、なんと、27〜8人もこの授業を受けたい学生がいた。
恐るべし宮崎駿。

最初の授業は宮崎駿とその作品についての講義。
これがっ!
学生のほうが詳しいんじゃない?と思うほど、みんなよく知っていた。
「千と千尋の神隠し」なんて、もう何回も見てるし、DVDも持っている、という学生が何人もいた。
さらに、
「『耳をすませば』は東京郊外の団地を描いているんですよね。」など、マニアックな学生もいた。

そうして講義は終了。
次の授業は「千と千尋の神隠し」を見るよ、ということを予告して。

 
 
 第百三十話.「日本事情」2。

「千と千尋の神隠し」のビデオを見た。
先週、このことを宣言してあったためか、授業が始まるときに、このクラスを取っていない学生数名が「私もこの映画を見てもいいですか」と聞きに来た。もちろん、いいわよ。こういうのって、いいね。
でもこの映画をすでに見た学生もいたし、水曜日の午後ということもあって、オヤスミタイムになってしまうかもしれない、とも思っていた。
しかし、いざ、上映を開始してみたら、みんな、一生懸命見ている。
わからない言葉をサクサクメモしている学生もいる。寝ている学生なんて、一人もいなかった。
上級クラスの学生は笑うところでちゃんと笑っていた。意味がとれていた。

終了後、この感想文の宿題をだした。
なんでもいいから、感じたことを書いてほしかった。「ここがわからなかった」だけでもよかった。
数日後、感想文がゾクゾク集まってきたのだが、みんな、とても上手に、すばらしい感想文を書いてきてくれた。ちょっと紹介。このシーンの音楽が好き
・映像がきれい
・音楽もすてき
・この不思議な世界は今の留学生の立場に似ている
・愛があれば大丈夫
・見たのは3回目だが、見るたびに違った感想を持つ
などなど・・・。
みんな、ちゃんとそれぞれ感じてくれていた。

 
 
 第百三十一話.「日本事情」3。

先週「千と千尋の神隠し」を見せたのにはわけがあった。
実はこの時期、「江戸東京たてもの園」にて「千と千尋の神隠し展」なるものが開催されており、ぜひ、先週の感動を一緒に持って、たてもの園に行きたかったのだ。
「展示室」でこの映画の原画・セル画が展示してあり、この映画ができるまでの工程やあるシーンがどのように作られていくのか、などが見られる(ちなみに8月31日まで開催)。
しかも、このたてもの園、映画のイメージのきっかけになった建物も見られる。
宮崎監督がよくこのたてもの園に来て、色々を構想を練っていたらしい。

たてもの園だけあり、「展示室」以外は全部屋外にある。実はこの時期、ちょうど梅雨入りの時期だった。雨だけが心配で、天気予報を確認する毎日だった。
その日の予報は雨。・・・・くぅ〜、日ごろの行いが災いするのかぁぁぁぁ。と落ち込んでいたら、なんと雨は降らなかった。やったね〜。
最初に「展示室」を見学。
ガラスケースの中に原画が山積みされていた。そしてその原画の上に、金色に輝く「オスカー像」が乗せられていた。宮崎監督って、あらためてすごいね。いや〜っ、まったく、すごい。
学生達も食い入るように展示物を見ていた。そりゃそうよね。自分達が好きで選択した授業だもの。一生懸命見ますわ。

たくさん使ったからシワシワになっちゃった。。1通りみてから屋外へ移動。そこではただブラブラ見るだけではつまらない、と思い、事前にワークシートを用意しておき、それを学生に渡してやらせた。ワークシート、というようなカッコいいものじゃないけど、映画の中に出てきたあるシーンをスキャンし、それをこのたてもの園の中から探そう、というもの。
例えば、「釜じい」のボイラー室にある薬草の引き出し。壁一面の引き出し。
これもこのたてもの園の中の、あるお店がイメージになっている。
そういったものをいくつか用意し、ちょっと探検するような感じで探してもらった。

ジブリ美術館は行ったことがある学生も、ここのことは意外と知らなかった。だから新鮮でよかった、と言ってくれた。実はこのこと、JTOも知らなかった。たまたまコンビニで女性週刊誌を立ち読みしていたときにこの記事を見つけたのだ。その瞬間から「宮崎駿の世界」の授業を考えていた。・・・立ち読みも大切だね。

学校からはちょっと遠かったけど、みんな楽しんだようでよかった。

 
 
 第百三十二話.「日本事情」4。

この日の授業は宮崎作品を見る授業。
前もってアンケートをとっておき、人気度の高い作品を見ることにした。その結果、今日見るビデオは
「天空の城 ラピュタ」空から女の子が・・・
これはJTOも好きだなぁ。。
もちろん、この作品を「つまらない」と感じる学生もいたが、アンケートの結果なので了解を得てみてもらった。
この日も、他のクラスの学生が何人か入り込んでいた。

作品を見ながら、学生を観察した。
寝ている学生もいたが、涙を流して見ている学生もいた。感受性豊かなんだね。

本当はもっとたくさん作品を見せたかった。
「ルパン三世 カリオストロの城」
なんて、あれもいい作品だし、
「風の谷のナウシカ」
だって、20年たった今でさえも新鮮な気持ちで見られる作品だ。
しかし、この「日本事情」の授業はあと残すところ3時間分のみ。この3時間は次週、「ジブリ美術館」に行くためのもの。さらに今、「東京現代美術館」でも「スタジオジブリ立体造形物展」を開催している。あ〜ん、これにも行かせたかったよぉ〜っ。
全部で10時間という時間が選択授業の時間数。この「宮崎駿の世界」に関してはいくら時間があっても足りないね。

そして来週、「ジブリ美術館」へ行くのだ!
JTOも初めて。楽しみだわっ。

 
 
 第百三十三話.「日本事情」5。

祝!ジブリ美術館!
授業を担当しているJTOがなんせ、初めて行くんだもの。これはよくないねぇ。
でもJTO自身、このようなきっかけがなければなかなかいけなかったに違いない、と思っていた。
1ヶ月も前から予約していたので、特に慌てることもなくこの日を迎えた。
ところが、またもや直前になって他のクラスの学生が一緒に行きたい、と言ってきた。一緒に行くのは悪くないが、チケットが取れるかどうかが心配だった。
「ローソンに行って、自分達でやってごらん」
実は学校のすぐ近くに最近ローソンができた。これはもしや、JTOが「宮崎駿の世界」をやり、ジブリ美術館に行くことを知っていて、このJTOのためにできたのかっ?!とも思ってしまったが、とにかくとても便利になった。

当日。
気づいたら学生が35人を超えていた。おや?進学クラスの学生もいるぞ?大丈夫かな?
まずは出席をとり、その出席と引き換えにチケットを渡す。このチケット、キャンセルができないため、何らかの事情でいけなくなってしまった学生は、他のクラスの学生にチケットを売る。すると、JTOのクラスの学生が混ざっていた。
35人を超えた学生をまとめるにはJTO1人だけじゃ無理。もう1人先生に頼んで引率してもらった。

普通、ジブリ美術館へのアクセスとして三鷹駅からを紹介しているが、今回は吉祥寺駅で降り、そこから公園を通って徒歩で美術館へ行った。お金を節約したい学生は、よろこんで歩いていた。
この日も天気が怪しく、前の日も雨が降り、ちょっと心配していた。が、これがまたっ。晴れた。

美術館に着き、あとは適当に見学。
そうねぇ。3時間くらいいたかなぁ。
ここに来た学生はみんな、宮崎駿やアニメが好きな学生ばかり。だから、絵を見るときも、とても真剣に見ていた。じっくり見ればそのくらいかかっちゃうよね。
お土産コーナーでも、色々買ってたなぁ。
一つ一つはかわいいんだけど、そんなに安くないもの。
でも国の友だちにあげる、と言ってたくさん買い物をしている学生もいた。
「迷子になろうよ、一緒に」
うん、行ってよかった。

 
 
 第百三十四話.池袋で遊ぶ。

ある日、JTOのクラスの台湾人学生に誘われて、一緒に昼ご飯を食べた。近所のレストランへ行き、楽しく談話。
そしてそのあと、池袋へ遊びに行くことになった。
JTO、実は池袋って数えるほどしか行ったことないんだよね。学生のほうが詳しかったりして。
というのも、8人くらいの学生と一緒に行ったんだけど、その中の2人が池袋に住んでいるのよ。もう地元も地元。お任せだ。

その池袋に住んでいる学生が、なんやらチケットがある、というのだ。
新聞のサービスでもらったそうなのだが、「サンシャインシティ」の中の水族館、展望台の無料入場チケットだった。しかし全員分はない。なので、2つのグループに分かれ、それぞれを見学し、あとで会おう、ということになった。そのとき、学生が気を使ってくれ、JTOには水族館も展望台もタダで入れるチケットをくれた。うれしかった。
サンシャイン水族館も、もちろん初めて。意外と広く、楽しめた。
そのあと展望台へいく。
JTOはチケットがあったが、他の学生は水族館のチケットプラス数百円で入場できる。それでみんなで展望台へ行った。
あいにく曇りだったため、遠くまで見えなかったが、気持ちよかった。なにより、学生の気持ちがうれしかった。

そのあと、ある学生がゲームセンターに入っていった。
ゲーセンなんて、最近とんと入っていなかったJTO。入ってびっくりした。
きれいになったのねぇ。
プリクラやUFOキャッチャーがほとんどを占め、明るい雰囲気だった。
その学生がおもむろにUFOキャッチャーをやりだした。JTOは、このUFOキャッチャーっていうのはほとんど信じていなかった。絶対、とれないように配置してあるに違いない、と思っていた。
無理無理、と1人で思いふけっていたら、後のほうでワーワー聞こえる。
行ってみると、その学生が見事、ぬいぐるみをゲットしていた。
・・・・どうして?
しかも、あんなに大きいの。
別の学生が言った。
「先生、Lさんはこれ、とても上手。天才!!前、わたしも、もらった!」
へぇぇぇぇ・・・。そんなに上手なの?どれどれ見せてもらおうじゃない?
とその学生のそばに行ったら、また他の学生が、
「先生、ダメ。Lさん、緊張。」
と、見せてくれない。なのでちょっと離れて遠くから見ていた。
するとまたもやぬいぐるみをゲットしていた。

コツはあるようだ。
ぬいぐるみを掴んで落とす、んじゃなくて、てこの原理を利用して滑らせて取るようだ。だから、UFOキャッチャーの機械を一つ一つみて、取れそうなものに挑戦していたのだ。
そんな風に、あれよあれよと言う間にまた取った。それも「くまのプーさん」。かわいいねぇ。
するとJTOにプレゼントしてくれた。
結局、3つももらってしまった。ゲーセンにはぬいぐるみ持ち帰り用の袋までついている。それに入れてくれた。こんなにいいのか、と聞くと、大丈夫大丈夫、と言う。
すると他の学生が携帯を出し、以前撮ったLさんの部屋の写真を見せてくれた。それは部屋のタンスの中に、ところ狭しとならんでいるぬいぐるみの数々。恐れ入りました。

何ヶ所かゲーセンを巡り、ぬいぐるみを取りまくる。あるゲーセンでは、JTOが教えている中級クラスの学生とバッタリ会った。
「あっ、先生!見て見て。」
その学生も、袋いっぱいのぬいぐるみを持っていた。うれしそう。
この学生たち、金持ち?
いくらつぎ込んでいるんだろう。
恐るべし。

 
 
 第百三十五話.ドキッとした電話。

ある日曜日、JTOの携帯が鳴った。かけてきたのはJTOのクラスの韓国の学生だった。
以前、鍵のいたずらにあった学生のことを思い出す。その学生とは違う学生だった。でもなにか起こるときって、休みの日が多いんだよね。ドキドキしながら電話に出た。
「もしもし、先生。Yです。」
「こんにちは。どうしましたか。」
「あの、先生。実は、足が痛いです。」
・・・・・ムムムッ。何かやったな?
「どうしたの?」
「はい。他の学生と一緒にバスケットボールをしました。そのとき、足が・・・。へへへ痛いです。」
「大丈夫?どこですか?」
「右の足の下の・・・多分・・捻挫?」
辞書を引きながら話しているらしい。
「病院へ行きましたか?歩きます。大丈夫ですか?(この段階ではまだ、可能形が使えない・・・)」
「はい。大丈夫です。でも病院へ行きたいです。先生、わかりますか。?」
・・・・わからない。
この学生が学校の近くの体育館でバスケをしていたのは知っていた。学校の近くの体育館、ということは池袋の近く。JTOは横浜に住んでいる。まったくわからない。
でも、一人の先生の顔が浮かんだ。この近所に住んでいる先生がいる。もうバトンタッチしかない。
この学生にその先生と連絡とるように言った。

次の日、学校に来ていた。そんなにひどい捻挫ではないようで、一安心。ちゃんと歩いていた。
医者も紹介してもらい、行ったようだった。

しかし。
安心したのもつかの間・・・・。
またある日曜日に電話がかかってきたのだ。
あとでこの学生がとんでもないことにっ?!

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