カナダで始めた歯列矯正

日本編 2001/12/27 とりあえず、相談

日本に戻ってきた。2年のバンクーバーの月日はあっという間で、今自分が日本にいることが信じられなかった。とてもいい経験ができた2年間だった。うん、よかった。よかったなぁ〜。
と、感傷に浸っているヒマはないっ。Martyは日本での矯正歯科医を探さなくてはならないのだ。自分の新居も探さなくてはならないし、やることいっぱい。でもなんとか年内に矯正歯科医に相談には行きたい。なんたって、Martyの妹、エリィの通っている歯科医を訪れるのが一番だ。そこで、今年最終日の、一番忙しい時に予約を入れてもらった。(スンマセン、ムリ言って)。

その矯正歯科医は渋谷にあった。渋谷。年末の渋谷。久しぶりの、日本の渋谷。どうしてこんなに人が多いんでしょう。歩いていて、自分が周りの人達の歩調とかみ合っていないのがよくわかる。キョロキョロしていて、完璧におのぼりさん状態。1度エリィの付き添いでその矯正歯科医には行ったことがあったので迷うことなくたどり着けた。
Martyの背中のリュックにはバンクーバーから一緒に持ってきた歯のモデルとレントゲン写真が入っている。もしここで何らか事故にあい、身元を確認するためにリュックを開けられ、そして歯のモデルも見られてしまうことになったらなんて恥ずかしいこと!その前に歯のモデルが粉々になってしまったらどうしよう、とヘンなことを想像しながら歯科医に向う。紹介状のほうは間に合わず、手元に無かった。そして無事歯科医に到着。モデルと写真を先に受付のお姉さんに渡す。名前が呼ばれるまで、アンケート記入。歯に関する色々な質問に答えた。非常に細かい質問だった。
名前が呼ばれ、診察台に横たわる。とてもキレイな、女性的な診察室だ。こちらのドクターも女医さんだった。
「こんにちは。エリィさんから少し話は聞いてるわよ。じゃ、早速見せてね。噛んでみて。開いて。噛んで。はい、開いて。・・・・・・う〜ん。そうねぇ。あぁ。う〜ん。」
なんだかドクター、何かを言いたそう。ちょっぴり緊張してきた。
「どうでしょうか。」
「う〜ん、あのねぇ。もしかしてね、後戻りしているのかなぁ。」
な・に!?
「いやぁ、ハッキリとは分らないよ。ちゃんと検査してみなければわかんないけど、右の奥歯がね、気になるのよねぇ。あと、上の前歯なんだけど、これ、今、下のブラケットと噛んじゃってるのよね。もしブラケット取ったら前歯でおそばとか、噛み切れないよ。」
が、が〜ん。
「あとね、上は抜歯してないの?下だけ?う〜ん、そういう方法もあるのは知ってるけど、日本じゃ普通、上下抜くのよ。歯はね、通常キレイにかみ合ったときは上の歯が半分あまるのよ。」
ドクターおもむろに歯の模型を出し、カタカタかみ合わせて見せる。確かに上の奥歯が半分出てる。
「ね、だから下だけ抜くと丸々1本余っちゃうことになるじゃない?それに後戻りしやすいのよ。抜歯したほうが後戻り無くそろうものなの。・・・・・Martyさんは確かに劇的に歯並びが変わったようだけど、後戻り無くキレイになるにはまだ時間がかかるかなぁ。もしかしたら上の歯、抜歯することになるかも・・・・。」
ここまでで、Marty、かなりヘコんだ。受け口が治ったことだけで有頂天になっていたMarty。これで普通の人と同じだ、なんて思い上がっていたMarty。そんなMartyに、ガツンと一発きた感じだった。しかも、Martyがちょっと心配していたとこをズバズバ言い当てられた。要は、噛み合わせが一番大事、ということ。そして、Martyの矯正はまだまだ途中の段階だ、ということ。そして、これからMartyのホントの矯正が始まると言うこと。

「紹介状もないし、カナダで使っていたブラケットのメーカーの名前も知りたいし、とにかく紹介状がきてからだね。」
その日の相談は終わった。無料。なかなか考えさせられた、そして有意義な相談だった。
これは決して、Dr.Kが悪かったとか、そういうことではない。カナダではあれほどすごかったMartyの歯並びを通常状態までにしてくれたDr.K。Martyは大満足だ。これでようやく、Martyは他の人と同じ土俵にのり、そして、ここからが矯正の本番、ということになるだけなのだ。
上の歯を抜歯することになるかもしれない。それはそれで、いい。Dr.Kは帰国してからの矯正治療に選択肢を残してくれたのだと思った。抜いてしまったら最後だものね。あとはMarty次第なのだ。
そんなことを考えながら、街角で配られるティッシュには必ず手を出し、すべてポケットにしまい、渋谷の街を後にした。

その後、年が明け、今は2002年1月中旬。紹介状も無事手元に届いた。まずは検査から。ようやく日本での第一歩が踏み出せる。23日水曜日に早速予約を入れた。さぁ、動き出すぞ。

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2002/1/23 検査&調整

紹介状を携え、渋谷のC矯正歯科医へ行く。平日なのに、なんでこんなに人、多いかなぁ、渋谷の街よ。
時間どおりに着き、紹介状を渡し、待合室で静かに待つ。ほどなく名前が呼ばれ、中の診察台へ向かう。相変わらず清潔感のある、白い女性的なイメージがピッタリな部屋。Martyは、もうほとんどこの歯科医で治療を進めていこうと決めていた。前回、ズバズバ指摘をされヘコんでいたMartyだったが、あのサバサバさがなんとなく気持ちよく感じていたのも事実。・・MartyのMはソッチのM?
「こんにちは。手紙、見たよ。うんうん、うちのと同じブラケット、使ってた。そのまま使えるね。」
ここでMarty、一安心。そして、次の一言。
「上の歯だけど、・・・・抜かずに行こう・・か。なんとかこのまま、やってみよう。せっかくそろってるし。」
わーい。Marty内心、万歳三唱だった。
「じゃ、とりあえず、検査をします。レントゲンを撮ったあと、そのゴムも汚れちゃってるし、調整しちゃうね。」
「はい、それでお願いします。」 まず検査。頭のレントゲンを撮る。真正面から。そして360度パノラマ撮影。「エリーゼの為に」が流れ、機械がMartyの顔の前をウニ〜と動いていく。その後、デジカメ(多分すんごく性能のいいやつだ、アレは)で顔の写真を撮る。歯並びの写真も撮る。
その後、通常の調整。先生に言われ、歯科衛生士のお姉さんがきちゃないゴムを取り、ワイヤーを取り、スケーリングもしてくれた。もう一度、先生がじっくり歯並びを確認。
「右がもどりつつあるのよねぇ。右を下にして寝てない?そう、寝てないか。普通戻るときって、両方戻るもんだからちょっと不思議よね。そうね、ワイヤーで広げていきましょう。もし難しかったらゴムも使ってみます。あと、右下の6番(奥歯から二番目)、このバンド、ちょっと曲がってるなぁ。これ、気になるなぁ。ちょっとルーズになってるみたい。取ってみます。」
と、テキパキと作業する。
「これ、もうセメントもダメだし、このまま直接歯に付けます。」
その言葉を聞き、衛生士のお姉さんがすぐ用意。接着剤を付け、ブラケットを付ける。この辺、Martyはもう慣れたもの。接着剤のニオイだって平気だもん。完全にくっつく間、ゴムの色を選んでと言われた。うわさには聞いていた「カラーゴム」。色とりどり。こんな、5分間に選びきれないわ。カレーを食べても大丈夫な黄色もいいな。でもピンクもカワイイかも。紫、う〜ん、大人って感じ。んで、結局いつものアイボリーっていうの?歯と同じような色のゴムを選びました(芸がナイ〜っ。次回乞う御期待)。そういえば、つい最近、妹のエリーと一緒に初詣に行ったときのこと。エリーの口元に目が行った。ピンクのカラーゴムだったのだ。くぅ〜。エリーめ。いつから矯正を楽しむようになっていたのか。当初は舌側矯正じゃなきゃやだ、見えないのがいい、と我を通そうとしていたのに、それが今じゃ、ピンク?私の歯に注目してと言わんばかりではないか。
・・・姉はうれしいよ。もしかしたら姉より先にリテーナーへステップアップしていくかもしれん。でも姉もすぐ追いついたるけん。

ブラケットがついたのを確認したあと、歯型を取りにかかる。これもいつものこと。最初からMartyは「口、小さいです。」と言っておく。粘土のようなデロデロしたのを乗せる、U字型に取っ手棒が付いたモノをまず口に入れてみる。たぶんステンレスと思われる素材で、網状になっていた。それに例のデロデロしたのが乗り、口へ入る。下の歯型を取り、口をゆすぎ、上の歯型を取る。
「ちょっと苦しいです。鼻でゆっくり息をしてくださいね。大丈夫ですか?」
衛生士のお姉さんが丁寧にやさしくしてくれた。そう、Martyはカナダでまったく同じことをしていたのだが、当時は異国にいる、ということもあり不安だったなぁ。それに比べて、日本の衛生士さんたちのやさしいこと。一つ一つ説明してくれ、常に「痛くないですか?」など、声をかけてくれる。
「カナダにいた時は、上下一度に型を取っていたので、大丈夫ですよ。」
と答えると、お姉さんは目をまん丸にしていた。

取り終えると、やっと通常の調整に入る。
「ワイヤーもちょっと硬いのに変えるね。久しぶりの調整だから、痛いかもよ。」
先生も気を使ってくれる。Martyはこの痛みを待っていたのだ。(やっぱりM?)やっと人間らしく生きられる、といった感じだろうか。Martyの歯達は、一ヶ月の休息の後、ふたたび動き出した。久々のヒシヒシとした痛み。これが歯が動いているという証拠。特に右の歯達、ちゃんと動いてくり。

上顎
 
前歯

一通り終わり、最後に今後の治療の見積もりをいただいた。毎回の調整料にリテーナー代を足した料金。つまり、あとこれだけで調整が終わるという、見積もり。無駄な料金がまったくなかった。毎回の治療代×回数(これはあと○回くらいかかるだろうという回数・・・リテーナーになってからも含む)とリテーナー代。つまり、Martyの矯正料は、まったく、ぜんぜん、二重払いにはなっていませんでした。お金の面でも、カナダからの本当の引継ぎ治療になった。改めて、この矯正歯科医でMartyの引継ぎ治療をすることを伝え、次回の予約を入れた。先が見えなかったMartyの矯正日記に、一瞬キラッとしたゴールが見えたような気がした。先生曰く、
「上の歯を抜かないなら、あと半年くらいだね。その後リテーナーになるから。」
ウッキー。うれぴい。Marty、大満足で渋谷の人ごみに消えたのであった。

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2002/2/22 2並びの日のショック!歯槽膿漏?

XBOX今日も若者の街、渋谷へ。マイクロソフトの「XBOX」の発売日とも重なって、沿道にはあの黒に蛍光ミドリの「XBOX」の文字が揺れていた。あのビルゲイツも来日している。この渋谷にいるのか?
相変わらずの人。信号が青に変わり、丸井の方面に行きたいのに、正面から来る人に圧倒され、違うほう違うほうへと流される。いやーん。Martyはそっちには行きたくないのにぃ。そこでMarty、アイディアが浮かぶ。Martyと同じ方向にいく誰かを探す。そしてすかさずその人の真後ろへ。そう、まるで大和撫子が夫の後ろを楚々と歩くように。あとはその人に送れずついていくのみ。そうねえ、ガタイがデカイほうが、なおよいね。これを「テールツーノーズ」方式と呼ぶ(ホントかぁ?)。人が歩けばそのすぐ後方には空間ができる。これを利用。空気抵抗を少なくし、前方を行く人に自分を引っ張ってもらうような、そんな歩き方。これならスイスイと行きたい方へ行ける。楽しみながら信号を渡った。

さて、行くとすぐ、受付のお姉さんが検尿カップを差し出す。なんでも前回の検査のときに忘れてしまったらしい。これで骨密度をはかるとのこと。トイレに行き、カップにあたる自分の尿の音に内心笑いながら採る。気づいたらトイレのカギを閉めるのを忘れていた。よかった、誰もこなくて。そして衛生士さんに呼ばれる。なんでも前回のレントゲンで気になるところがあり、これからの治療方針も含めて先生からお話があるという。矯正前にした虫歯の根っこの治療方法が怪しいらしい。もうすでに神経がない3ヶ所の歯のレントゲンを取り直す。別室に連れて行かされ、しばらく待つ。パソコンモニターがあり、机には前回歯型をとったMartyの歯のモデル(模型)が。よく見てみる。確かに右側の上の部分がやや受けている。あとはほぼ、いい歯の形を描いているMartyの歯。衛生士さんがきて、なんやら機械を箱から取り出してる。
「今から顔の筋肉の動きを調べますね。お腹とかのエコーみたいなものです。」
そう言い、青いジェルを機械に付け、Martyの顔4ヶ所にあて、その数値を出していった。なんだか数字を書き込んでいく。

そして先生、ご登場。
「いやぁ、Martyさんさぁ、ちょぉ〜っと気になるのよねぇ。」
そう言いながらパソコンを操作し、モニター一面にMartyの歯全体のレントゲン写真を映し出す。
「ここね、3ヶ所、根っこの治療してるでしょう。」
はい、確かにMarty、神経抜くほどケアしてなかった歯、あります。左前歯、右下奥歯から二番目、そして左上奥から二番目。しかも10年以上も前の治療だわさ。
「これねぇ、なんか、怪しいのよねぇ。ほら。これ。普通、奥歯の根っこって3本あるんですよ。でもこれ、2本しか薬入ってないみたい。しかも、その薬、ちゃんと奥まで入ってないんじゃないかなぁ。」
白黒のレントゲンに写る神経治療のアトは、白いスジが骨の近くまで行っているのが普通。前歯の治療跡は大丈夫らしいのだが、他の2ヶ所。こいつらが問題児らしい。そして先生、問題の箇所を拡大してみせる。
「(右下奥歯をマウスポインタで指しながら)これね、まず、2ヶ所しか薬が入ってないし、入ってるとこもその周りが・・・怪しいなぁ。それにこっちも(左上奥歯を指しながら)同じみたいなのよねぇ。・・・痛い時・・神経ないから痛いってことないけど、なんか変な感じしたことありません?ま、飛行機乗って帰ってきたんだし、矯正もここまでできてるから大丈夫だったんだろうけど。」
「・・・そういえば疲れたときとか痛い・・っていうか、ずーんとするような時があったような・・・」
「そうなのよねぇ。飛行機乗ると気圧の関係でうずいたり、温泉入って暖まった時もうずいたりする時あるんですよ。こういう状態を繰り返してくと、だんだんそこが化膿してきて、膿とか溜まったりする時あるのよ。ま、今はしょうがないけど、矯正終わったら1回見てもらったほうがいいなぁ。とりあえず、この件は気にしててください。」
よく考えてみると、ここまで自分のレントゲンを見て説明してくれた先生はいなかった。初めてだった。歯全体のレントゲンをマウスポインタで指し示しながら、ここは血管で動脈と静脈とリンパ液が流れてて、これが歯の根に枝分かれして栄養を与えてる、とか根っこのない歯は枯れた木と同じ、いつ倒れてもおかしくない、等色々説明してくれた。

レントゲン悪
 
レントゲン良

神経を抜かれ、いい加減な治療をされた歯のレントゲン写真(本物)。神経を抜いた跡が空洞になってしまって写らない。         

 

C矯正歯科の先生の話だとシッカリ治療
された歯はこういう感じになるらしい。
(Photoshopにて加工)

先生の話はこれだけにとどまらなかった。
「あとねぇ、これねぇ、歯槽膿漏だねぇ。」
歯・槽・膿・漏?!シソウノウロウ?いやーっ!Martyが?いやぁーーーーーっ!!!!!!
歯槽膿漏と聞いて思い浮かべる年齢は?Martyは50才代の頭のはげた、昇進できない息のくさいオヤヂをすぐ思い浮かべてしまった。どおしてどおして?
「矯正でこうなってしまう場合もあるけど、これ、基本的に元に戻りません。」
ががーん。
「だからこれ以上進まないようにしましょう。うまく歯磨きできてないかもしれないね。この後歯磨き指導、しますが、矯正もこれ以上、無理できないなぁ。もうほとんどそろってきてるし、無理しないでやっていきましょう。」
そういうと、机の上の資料をおもむろに取り出し、Martyの横顔レントゲンをだす。
「歯、というか歯茎なんだけど、角度というものがあります。普通、上が80度、下が78度。+2度で正常の歯並びになります。例えば上が大きく、+4度だといわゆる出っ歯になります。Martyさんの場合ですが、−2.4度でした。受け口に入ります。矯正前はわからないけど、これ、ずいぶんがんばってきれいにしていると思います。でも、下の歯はもうこれ以上、動かせません。今の状態でいきます。根っこのこともあるし、上の歯も激しく動かさないほうがいいので、抜かずに調整していきます。」
ここでMarty、ちょっと救われた。
「でもねぇ。下の奥歯のリング、これ、取りたいのよねぇ。これだけで隙間できちゃうじゃない。取っちゃったほうがいいと思うの。うん、取っちゃおう。じゃぁ、このあと、歯磨き指導受けて、そのあと調整しますね。」
「はい、ありがとうございました。」
先生の話が終わった。改めて知る自分の歯の状態。今日は長い一日になりそうだ。

その後、歯磨き指導。衛生士さんがてきぱき指導してくれる。最初、紫色の溶液で軽く歯を磨く。口の中は、もちろん真紫。口角にもちょっと色が付き死人のように見えるMartyの顔。。そして2〜3回軽くブクブクする。すると・・・
「古い汚れは青く、新しい汚れは赤くでてきますよ。」
そう言った通り、2色に分かれて色づけされた。
「あらぁ、きちんと磨かれてませんでしたね。」
なんだかうれしそう。それから歯ブラシ、歯間ブラシ、フロスのやり方、説明を受ける。Marty自身フロスも歯間ブラシも使っていたが、色々タイプがあるということに気づかされた。色の染まった歯達を磨き、汚れを落とす。
毎日、毎食後のケアが将来の歯を守っている。やっぱり手抜きはダメだわね。Marty、反省。終了後、歯ブラシ、鏡、歯間ブラシ等、お土産にもらった。小さな幸せ。ふとそのとき、鏡越しにうつった一人の男性。むむっ?ガイジンサン?金髪に近い栗色の髪の毛。マスクの下に隠された、顔。しかも白衣を着ている。ということは、先生?ハッ。もしかして先生のハズバンド?時折英語が聞こえてくる。ここは逆・Dr.K。JTOとしてか、はたまたカナダ帰りの英語を試してみたいだけなのか、Martyは声をかけたくてウズウズしていた。しかしそんなヒマは1秒たりともなく、いつのまにか姿を消していた。

お土産 矯正人の携帯品   デンタル フロス

お土産。

 

フロスの先が固まっていて装置に
通し安い。帰り際に購入。

そして本日の調整に入る。先生がすでにおっしゃってた、奥歯のリングを取る。1つは前回取ってしまっていたので、残り3つ。両奥歯はユルユルでスポッと抜けてしまった。研磨し、歯に直接ブラケットを付ける。今回は下のワイヤーのみの交換。
「ゴムの色、何色がいいですか?」
「ピンクでお願いします。妹が前回やってて、かわいかったので・・」
用意していた答え。とうとうMartyもカラーゴムに挑戦。
「そうだね。彼女も最初はかたくなに抵抗してたけど、楽しんでるみたいね。妹さんのほうが早いかもね。先、越されちゃうね。」
これが今回のMartyの歯です。題して「春・ベビーピンクの装い」。

ピンクゴム 前歯20020206 奥歯

カレーを食べてもあまり色が変わらないね

奥歯のリングを取りました。

こんな風に付いてた

そしてフロスを購入し、やはり「テールツーノーズ」方式を使い、渋谷の駅へ向かった。時々Marty自身「テールツーノーズ」されていないか気にしながら・・・・。

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2002/3/22 ヤスリ攻撃

春。東京じゃ桜は満開。お花見にはもってこいの週末。そんな中、調整に行く。最初、先生からうれしい言葉を聞く。
「あらっ。右の奥歯達。後戻りしてたのが治ってきてますね。すごく素直な歯みたい。広げるワイヤーしか使ってないけど、何とかなりそう。」
そう。Martyの歯達は動くのが早いのだ。最初は上あごの内側に広げ装置を付けるかも、という方向になりそうだった。あれから日々毎日、就寝時には意識して右側を下にせず、仰向けで寝るようにしてきた。その成果が現れたのかしら。
しかし、その後先生ご指摘。
「この上の左右の3番・4番なんだけどね、これ、削ってますよねぇ。普通、削るときは犬歯と犬歯の間にある歯を削るんですよ。フロスも通しにくいし。しかも、紙ヤスリのようなものでちょっとずつ削っていくんだけど、Martyさんのは機械で削られてますよね。それで段になってるみたい。この状態だと、モノもつまりやすいし歯茎も炎症おこしやすいんですよ。なので、長い目で見たらここ、やっといたほうがいいなぁ。ヤスリで整えていきますね。」

そう、ここはバンクーバーで削ってもらったところ。2枚歯になっていた2番の歯を入れる隙間を作るため、削ったところだった。う〜む。確かにフロスでシキシキやると、必ずケバケバになり、繊維が歯に残ること毎回。モノもよくつまり、特にニンニクラーメンを食べたあとなんて、そこから匂いが涌いて出てるんじゃ・・・ってなくらい、くちゃい。
そしていっつも出血。血だらけのフロスを何回見たことか。ほんのちょっとの段差でこんなにも影響するなんて、なんて繊細なお口。
それからは衛生士さんを一人独占状態で、ガシガシガシガシヤスリをかけてもらった。ブルーの細長い紙ヤスリのようなものだった。ペロペロ〜とテープ状になっている。「削る」というよりは、ザラザラの部分を磨くということらしい。銀の詰め物もあり、なかなかなめらかになってくれないMartyの3番・4番。少しずつかけては、フロスを通し毛羽立ちを確認。だいぶなめらかになったが、1ヶ所、ど〜しても言うことをきかない歯がある。根元のところでジャリッとした音がし、フロスが2本ほど毛羽立つ。うがいを何回かする。血が出てる。衛生士さんのゴム手には血が飛び散ってる。あぁ、MartyのO型の血。すみませ・・・・ん・・・。きっと手も疲れてきてるはず。
「う〜ん、まだですねぇ。ここが引っかかってるんですけど・・・。先生、どうしましょう。」
衛生士さん、血だらけのヤスリとフロスを手にして泣きそうだ。ごめんなさいね。そして先生、
「次回またやっていきましょう。フッ素、つけといてね。」
そしてフッ素でコーティングしてもらい、今日のヤスリ攻撃は終わった。でもまだ始まったばかり。

前歯20020321   上顎20020322

濃い目のピンクで桜に対抗!

 

ほとんどそろってきたよん

その後、通常調整。今回もカラーゴムを試す。風水で今月の四緑木星のラッキーカラーはピンク。そう、Martyは四緑木星人なのだ。前回よりちょっと派手に濃い目のピンクに挑戦。コパに乾杯!

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2002/4/17 はうっ、い、痛い・・・

さあ、今日も元気に調整。診察台に横たわる。衛生士さんがピンクのゴムをはずしていく。研磨機で磨く。歯磨き粉の味がしておいしい。
「装置が取れたことろとかありませんか?一つ一つチェックしていきますね。」
ブラケットを一つ一つ触り、取れそうなところがないか調べる。
「大丈夫ですね。」
そして先生登場。
「こんにちはぁ。どうですか?ちょっと右側見せてくださ〜い。はい噛んで・・。開いて・・。うん、大丈夫ですね。
右側、ちゃんと元の位置に戻ってる。そうなると、もう少しで終わりだね。大丈夫でしょう。」
はぁ・・・なんて耳障りのいい言葉。でも先週の帰り際、Martyはいつも気になっている上下の前歯のかみ合わせについて聞いた時、今週はそこを調整するって言ってたっけ・・・。確か下の歯のブラケットをもう少し下に付け、上の前歯で噛まないように、そして前歯でモノをきちんと噛み切れるように調整するするはずだ。すると、
「今日は、下のブラケットを付け直させてくださいな。このままだとモノ、噛み切れないからねぇ。カトちゃん(衛生士さん)、下の3番から3番までエッジングしといて。」
どうやら下の犬歯から犬歯の6つのブラケットを付け直すらしい。
「それでは、下のブラケット、取りますが、取るとき衝撃があるのでちょっと痛いです。」
「はい、お願いします。」
そしてカトちゃん、ブラケットを外しにかかる。・・・・・ぐいぐいっ。
!!!!ハウッ。ぐっ。ひ〜っ。こ、こ、これは・・・。痛いってもんじゃない!歯を麻酔ナシで抜かれているような・・・。ハァハァ・・。削った後の歯の神経に風をかけられたときのような・・・・。ギギギ・・・。いやいや、それとも違う。それは一瞬だけど、6ヶ所もあるとなると、地獄。あやうく漏らしそうになった。
「はい、取りました。このあと、古い接着剤を取り除きます。その時多少痛いかもしれませんので・・。1回ゆすいでください。」
ブクブクする。おっ?おおっ?下の歯にブラケットがないとこんなにも違うの?でもMarty、気になり聞いてみる。
「もしかして、調整が全部終わってブラケットを外す時って、この様な手順で・・・?」
「はい、そうです。」
ひえ〜っ。これはかなりきついミソギになりそうだ。
遠くのほうで先生が、
「今日は予行練習ということで。きれいに接着剤、取っといてねぇ〜。」
と指示する。そしてガリガリガリ・・・・。
!!!!ぐっ。こ、これも、い、痛い。歯が・・歯は大丈夫なのかしら・・。するとMartyの心を読んだかのように、
「ガリガリ削っていますけど、歯は傷ついてませんので大丈夫です。」
時間をかけて、6ヶ所の古い接着剤を取っていた。でもブラケットを外すときよりは痛くないわ。そしてゆすぐ。
ブクブク、ペッ。・・・はっ。下の歯がツルツルだ。懐かしい感触。しばし舌でその感触を味わっていた。
ブラケットをつけるのは先生の役らしい。でもちょっと忙しそうなので、前回上の左の3番4番の段差をまたしても紙やすりで整えることを先にした。ゴリゴリ・・・。削ってはフロスを使って確認。まだフロスが毛羽立つ。ゴリゴリ・・ガリガリ・・・。まだだめ。かなりやってもらったがなかなか滑らかにならない。
そこへ先生登場。
「どぉ?そうすぐには無理よねぇ。ま、また次もやっていきましょう。え〜っと、下に6ヶ所、ブラケット付けます。前よりも下のほうにつけますね。今回動かすから痛いと思います。あと、ゴムもかけますね。」
そう言い、ブラケットを一つ一つ付けていく。付け終わり、5分ほど待つ。その時先生がこんなことを言った。
「ジョウガクニーニーノキンシンデ・・・。」
?これは日本語?最初は何を言ってるのかわからなかった。「ニーニー」という言葉を聞くと、沖縄の友達がお兄ちゃんを呼ぶときに「にーにー」と言っていたのを思い出す。まさかこれではないだろう。「ジョウガク」は「上顎」だよね。「ニーニー」はたぶん2番のことだと思う。「キンシン・・・」これはわからん。ブラケットが付く間、衛生士さんがなんやら一生懸命作っている。パチン。カリカリ・・。なんだろう。感覚として、上の歯の2番に何かを細工しているようだ。5分たち、下のブラケットが付いたか確認。大丈夫らしい。

ブラケット位置2年前   今回のブラケット

2年前のブラケットの位置

 

今回の位置

その後も怪しげな作業が続き、左右2番の歯に何かをしていた。
「リカチャンワイヤー・・・・なんやらかんやら・・・。ウサギのゴム・・。」
こんな言葉も聞こえた。診察台を起こされ、先生から説明を受ける。
「今日からゴムをかけてもらいます。ゴムはこのウサギちゃん。三角にかけてください。」
そして鏡を見る。おおっ?!何かワッカが付いてる。これを一生懸命作ってたんだ・・・。すごいな・・。左右2番の歯につけられたのは「リカチャンワイヤー」と思っていたがそれは間違いで、「リチガチャーワイヤー」というものだった。

フック   エラスティックゴム

2番のブラケットにワッカがつきました

 

これが「うさぎゴム」

上の2番、3番、そして下の犬歯に、三角形にゴムをかけることになった。
「やってみてください。」
よいしょ、とかける。あ〜、と口を開いてみる。こんなんでましたぁ。

ゴムかけ2   ゴムかけ

三角形ができあがり

 

「あ〜」と開いてみるとこんな感じ

もちろん、ゴムが強烈に伸び、開かない。これでどう整えるのだろう。でもアグアグして感触を確かめてみると、左右でゴムの伸びが違うことに気づく。右のほうがゴムに余裕がある。左のほうは口が開きにくい。つまり左右違う、というとこ。アグアグやってるうちに、だんだん前歯全体に懐かしい痛みが走る。久しぶりにゴムをかけられ、歯たちがヒーヒー言ってるようだ。1ヵ月後、どんな風に変わっているか楽しみだ。

2日後・・・・。MartyはまたC矯正クリニックに行く。下のブラケットを噛まないように、前回付け直してもらったわけだが、もう下の歯が動き、少し伸び、またしても上の前歯でブラケットをかんでしまっていたのだ。これじゃせっかく治してもらった意味がない。突然の申し出にもかかわらず、すぐ対処してくれた。かんでいる下のブラケットを削り、かみ合わせを確認。
「もう動いたのねぇ。ワイヤーも太いのに換えたいくらいよぉ。でもまた、様子見てみてください。もしかしたらまた歯が動いて当たるかも。」
なんてせっかちなMartyの歯。確かに前回ゴムをかけてもらった時点から歯がミキミキ言い、もうかみ合わせが明らかに違ってきていた。
「ゴムをかけることによって、三次元的に動いていくの。上が少し引き、下の歯が少し出る感じ。今まではお蕎麦とか噛み切れなかったはずだから、これから色々試してみて。そうめんとか、うどんとか。リハビリだね。」
と、先生。ブラケット1つ分の隙間があった前歯たち。早く前歯で噛みちぎりたい〜っ。

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